特別講演・シンポジウム
ワークショップ
特別講演
「テニス指導に活かすスポーツ心理学」
水落文夫
日本大学文理学部特任教授
今回の特別講演は「テニス指導に活かすスポーツ心理学」と題し,長きにわたり日本テニス学会の役員を務められた水落先生にご講演いただきます。水落先生は,日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング名誉指導士の資格を有しており、多くの選手育成に携われてきました。また、日本スポーツ心理学会の理事として,わが国のスポーツ心理学研究の発展に貢献をされてきました。その数々の実績の中から,スポーツ心理学をテニスに活かすヒントをお話いただく予定です。
シンポジウム
「質的研究からテニスのコツやカンを探る」
ファシリテーター兼シンポジスト:北崎悦子
[所属]学習院大学スポーツ・健康科学センター教授
硬式庭球部女子監督
[指導・研究分野]学習院大学硬式庭球部女子の監督として、コーチング現場で学生の指導にあたりながら、さまざまな競技レベルの選手に合わせたテニスの技術・戦術の効果的な指導法を、具体的な事例を丁寧に掘り下げる質的研究の方法を用いて研究している。
[指導歴]2017〜2023年にはユニバーシアード(現ワールドユニバーシティゲームズ)女子日本代表のコーチを務めた。
[指導者資格]日本スポーツ協会公認コーチ3
シンポジスト:澤柳璃子
[所属]Team REC
[経歴]1994年10月25日生まれ、北海道函館市出身
中学1年生の頃、北海道から(親元)を離れ千葉県へ
2012年11月プロ転向
2018年引退
2021年復帰
2023年12月引退
[競技歴:テニス]
2012/2014年全日本テニス選手権:複準優勝
2014/2018年全日本テニス選手権:単・混合準優勝
2016年〜グランドスラム(全豪、全仏、全英、全米)予選出場
国内最高:シングルス5位、ダブルス4位
2026年Masters世界選手権(日本代表)30-35歳団体戦出場予定
[競技歴:パデル]
2024年アジア大会優勝、世界大会11位
2025年全日本選手権準優勝
シンポジスト:北村勝朗
[所属]日本大学理工学部教授、日本大学大学院スポーツ科学研究科教授、東北大学名誉教授
[経歴]1985年東北大学教育学部卒業、同大学大学院博士課程前期修了、東北大学助手、助教授を経て、2002年東北大学大学院教育情報学研究部教授、2017年より東北大学名誉教授、日本大学理工学部教授、2023年より日本大学大学院スポーツ科学研究科教授(兼担)
[研究分野]才能教育学、コーチング学:どうすれば人の才能は開花するのか、優れた指導者はどのようにして人の才能を最大限に引き出すのか、といった問いの解明に取り組む。
[受賞歴]2006年日本スポーツ心理学会学会賞(最優秀論文賞)、2024年Journal of Digital Life Special Award、2025-2026年日本大学理工学部 Best Teaching Award ほか
[指導実践]スポーツ選手および音楽演奏家等の熟達支援、日本サッカー協会指導者養成、企業人材育成支援など
[著書]「進化する教師」(金子書房 2026、共著)、「わざ言語」(慶応義塾大学出版会2011年、編著)、「上達の原則」(2015年、CCCメディアハウス)など
シンポジスト:若杉梨紗子
[所属]日本大学医学部医系人文・社会・情報科学分野助手
[競技歴]9歳からアーティスティックスイミング(AS)を始め、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、デュエットおよびチームで銅メダルを獲得した。
[研究歴]現役引退後、日本大学大学院文学研究科教育学専攻に進学し、評定競技におけるコーチングをテーマに、質的分析の手法を用いた研究に取り組んだ。競技者としての経験を生かし、指導者と選手の関係性や競技力向上につながるコーチングのあり方を探究し、2021年に博士号を取得した。2023年5月からは日本大学医学部に所属し、現在は医学教育およびスポーツ科学の分野において、採点競技のコーチング、質的分析、競技力評価などを研究テーマとしている。
ワークショップ
「幼少期におけるテニス実践知の更新:テニピンの活用を通して」
今井茂樹(山梨学院短期大学)
本ワークショップでは、幼少期におけるテニス実践知の更新をテーマに、テニスの導入教材である「テニピン」を活用したプログラムを提案する。前半の講義(20分)では、テニピンを通して幼少期に育みたい基本の動きやコーディネーション能力、用具操作技能の習得効果について解説する。さらに、ポケモン・ニャオハとのコラボレーション事例や、商業施設での段ボールラケット制作といった「テニスエボリューションプログラム」の展開を紹介する。後半の実技(40分)では、実際に段ボールラケットの制作(10分)を行い、ACP(体力向上プログラム)を取り入れたコーディネーション運動(10分)を経て、親子で楽しめる「コロコロテニピンゲーム」や「フープへGO」などの実践プログラムを体験する(20分)。幼少期からのテニスの面白さの普及と指導法を探る。